鷲田清一   9月15日

{ By k.kashii , In , 7:46 }

このところ鷲田清一の書物を何冊か読んでいる。
「じぶん」という人間の原点を大切にして哲学している姿勢。
これまでのわが国の哲学書に見られるような「難解な漢字熟語」を駆使した文面でなく、
普通の日本人が日常語として使っている言葉で、哲学している姿勢。
さらに、今日的出来事・現象の中でも、これまでの哲学者が見てみないふりをしてきたもの、
思考の対象としてこなかったもの、つまり、ファッションに纏わることがらや性的なことがら、
取るに足りない日常生活に纏わることがらを哲学している姿勢。
これらの姿勢が気に入った。
そして、「じぶん」と「他者」とのかかわり方を探求することで、現代社会を救おうとする姿勢に
いたく感動している。

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