上海から揚州    5月18日

{ By k.kashii , 7:56 }

「大明寺 青葉若葉が目に沁みる」


鑑真の職した揚州の大明寺を尋ねた。付近の工場地帯のために相当に汚れた運河
に沿っている街路樹の柳の緑が美しい。寺の門をくぐり、お堂のひとつひとつを探索。
ひとつのお堂では、檀家の法事を営んでいて、数名の僧による読経が始まっていた。
見ていると、お坊さん達も経を唱えながらもこちらを見たりしてきょろきょろ。また、お茶を飲んだり、
にこにこしたりして、日本のしゃちこばった坊さんとはずいぶんと違う。


私は、東山魁威の唐招提寺の襖絵を思い出していた。そして、鑑真像を見て、
しばし、目が潤み、芭蕉の句をひとりつぶやいた・・・
「若葉して お目の雫拭はばや」

パウルクレー   5月5日

{ By k.kashii , In , 9:38 }

京都国立近代美術館に「パウル・クレー展」を見に行った。

「パウルクレーにレンゲ菜の花リズムして」
「緑陰の白川の底 石光る」
「疎水流れ 青葉若葉の大鳥居」