冬至    11月30日

{ By k.kashii , In , 9:40 }

月日の過ぎるのは早いもの。
早、今年も明日から師走、冬至がやってくる。
このところの杜甫の詩へのわが傾注ぶりは以前にも
お話したところ。これまでの若い時分には敬遠しがちだった杜甫の詩の
味わい深さが、いま、こころに響く。
そして、杜甫といえば、わが芭蕉。芭蕉の句を拾い読みすれば、
これまた、さらに興が湧くというもの。

「ヒレ酒と芭蕉の一句あればいい」
「冬晴れの雲は啄木記念館」

杜甫   11月23日

{ By k.kashii , In , 8:51 }

このところ杜甫の詩集に凝っている。
鈴木虎雄氏の解釈で杜詩全集を手にし、夜毎に拾い読みをしている。
時には、中国にて買い求めた発音記号の付いている手引書で、
声に出して、韻を踏む楽しみを味わってもいる。
そして、丹後半島を旅した時も絶えず杜甫の詩を読んでは、
車から外の美しい山や海を眺めていた。

「白髪がとてもゆたかに柿たわわ」
「ぼろぼろや後悔ばかり秋のくれ」

年をとって  11月2日

{ By k.kashii , In , 7:25 }

私もすこし前に還暦を迎えた。
そして、今年、美智子皇太后が喜寿を迎えた、という知らせ。
まことに、光陰は矢の如し、月日がたつのは早いもの。

「すっきりと喜寿ゆったりとすすきかな」
「白髪やわが杜甫と秋の夕焼け」

「我も死して碑に辺せん枯尾花  蕪村」