法善寺横町   4月25日

{ By k.kashii , 10:04 }

この夏に道頓堀界隈、法善寺からワッハ上方までを吟行の予定。
ところで、このあたりは私にとっては日々徘徊するところ。
わいわいと若者達や旅行者でごったがやしているところであるが、
ひとつ狭い路地を入れば、タイムスリップしたようになつかしく居心地のいい
空間にたたずめる。

「法善寺打ち水光る石畳」
「夏の月わっさわっさとたこ焼き屋」
「苔青く水掛地蔵にタイムスリップ」

桜   4月11日

{ By k.kashii , In , 11:19 }

町のあちこちで桜が満開。
心うきうきしてくる今日このごろ。

「桜坂 しだれ桜の枝の先」
「うきうきとして花の道花の風」
「セロリの葉 青くやらかく春の土」
「セロリ噛む アルハンブラの霞みなる」
「古本の開かずの頁 草萌える」

春雨   3月7日

{ By k.kashii , In , 11:14 }

3月ともなれば雨降りの日が続く。
夜明け前の静けさを打ち破るのは、雨だれの音。
枕元にまで雨音がやってくる。

「春の雨ひたひたひたと枕元」
「春雨の中を飛沫が走る道」

春の雲  3月21日

{ By k.kashii , In , 10:05 }

春は曇りがちの天気が多いもの。しかし、そんな日々が続く中に、
ぱっと晴れ渡る日が訪れたりするもの。そして、空を見上げると、
ぽっかりと真白い雲が浮かんでいたりする。

「春の雲 ふわりふわふわ喜寿の眉」
「梅の風 その中を行く男かな」

梅ちらほら  2月8日

{ By k.kashii , In , 11:03 }

道端沿いには水仙の花、ちょっと小道に入り込めば梅の花がちらほら。
水仙も梅もその香りが強い。
深呼吸して、その匂いを吸えば、心深く沁み込んでくるものを感じる。

「水仙の香や 胸疼くことばかり」
「氷雨降る 眠る少女の口もとへ」
「梅の香や もう少し幸せになろう」

東京  1月25日

{ By k.kashii , In , 15:57 }

久々に東京に行ってきた。妻と連れ立って。
嫁いだ娘の所へ。
娘達夫婦と一緒に歌舞伎を観た。橋之助のしっとりと落ち着いた演技がよかった。
雪の降り積もった様子をうまい演技で感じさせる。
そして、その後は「東京スカイタワー」を眺め、おいしいイタリアンを頂いた。
たっぷりとワインも頂いたことは言わずもがな・・・

「冬天へ スカイツリーは龍の如」
「初日出 破れ障子が羽ばたくや」
「老年や また朝が来て春の声」

初日の出     1月4日

{ By k.kashii , In , 9:12 }

信貴山に初詣。
空鉢護法の山頂まで登る。多少の汗をかき、一願成就を秘めて。
さて、新年早々に作った俳句・・

「初日の出 破れ障子の紙魚と魚」
「老年や 木枯らしの声深々と」

楽しく、楽しく  12月28日

{ By k.kashii , In , 8:04 }

年末年始を楽しく過したい。
新しい年を楽しく過したい。来年は不安と混乱の年となるであろうことは
間違いない。だから、楽しく、すっきりと、ゆったりと過したい。
そうした心構えをもって、一年を過したい。

「冬の蚊の地球儀一蹴ふてぶてし」
「初雪やほの字の里の下駄の音」
「マフラーを耳まで巻いて家路かな」

12月   12月14日

{ By k.kashii , In , 11:23 }

寒い冬がやってきた。そんな季節になっても楽しみを見つけたいもの。

「冬晴れや雲は啄木記念館」
「路地裏をぶらりぶらぶら柿を買う」
「銀杏散る紫色のダンスして」

冬至    11月30日

{ By k.kashii , In , 9:40 }

月日の過ぎるのは早いもの。
早、今年も明日から師走、冬至がやってくる。
このところの杜甫の詩へのわが傾注ぶりは以前にも
お話したところ。これまでの若い時分には敬遠しがちだった杜甫の詩の
味わい深さが、いま、こころに響く。
そして、杜甫といえば、わが芭蕉。芭蕉の句を拾い読みすれば、
これまた、さらに興が湧くというもの。

「ヒレ酒と芭蕉の一句あればいい」
「冬晴れの雲は啄木記念館」