太子町    8月3日

{ By k.kashii , In , 11:15 }

真夏の昼下がり、南河内郡太子町の知人宅を訪問。
その途中に位置する安藤忠雄氏設計の近つ飛鳥記念館にまづは立ち寄り、こんもりとした森の中の現代建築の幾何学的造形を眺めた。
そして、たどり着いた知人の家もまた、こんもりとした山や森に囲まれている。
玄関には大きな大きな甕がでーんと。なんでも年代ものの甕とのこと。床の間の古い置物などの
調度品を鑑賞した。
帰り際には、広い庭の離れにある書斎部屋で、コレクションしている明の時代の玉細工の香炉などを次から次と鑑賞させてもらった。しばし、骨董三昧のお話をお伺いした。
やがて、別れの時が近づき、手入れの行き届いた庭に出ると、これまた、100歳になろうかという
幹の太さが相撲取りの胴回り以上もありそうなさるすべりが美しいピンクの花をあふれんばかりに咲かせていた。
そして、帰りの道中、こんもりとした小さな森としての推古天皇のご稜などを案内してもらいながら、別れを告げたのである。

「太子町古墳尋ねるさるすべり」
「こんもりと山さらさらとさるすべり」

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