春の雲  3月21日

{ By k.kashii , In , 10:05 }

春は曇りがちの天気が多いもの。しかし、そんな日々が続く中に、
ぱっと晴れ渡る日が訪れたりするもの。そして、空を見上げると、
ぽっかりと真白い雲が浮かんでいたりする。

「春の雲 ふわりふわふわ喜寿の眉」
「梅の風 その中を行く男かな」

梅ちらほら  2月8日

{ By k.kashii , In , 11:03 }

道端沿いには水仙の花、ちょっと小道に入り込めば梅の花がちらほら。
水仙も梅もその香りが強い。
深呼吸して、その匂いを吸えば、心深く沁み込んでくるものを感じる。

「水仙の香や 胸疼くことばかり」
「氷雨降る 眠る少女の口もとへ」
「梅の香や もう少し幸せになろう」

東京  1月25日

{ By k.kashii , In , 15:57 }

久々に東京に行ってきた。妻と連れ立って。
嫁いだ娘の所へ。
娘達夫婦と一緒に歌舞伎を観た。橋之助のしっとりと落ち着いた演技がよかった。
雪の降り積もった様子をうまい演技で感じさせる。
そして、その後は「東京スカイタワー」を眺め、おいしいイタリアンを頂いた。
たっぷりとワインも頂いたことは言わずもがな・・・

「冬天へ スカイツリーは龍の如」
「初日出 破れ障子が羽ばたくや」
「老年や また朝が来て春の声」

初日の出     1月4日

{ By k.kashii , In , 9:12 }

信貴山に初詣。
空鉢護法の山頂まで登る。多少の汗をかき、一願成就を秘めて。
さて、新年早々に作った俳句・・

「初日の出 破れ障子の紙魚と魚」
「老年や 木枯らしの声深々と」

楽しく、楽しく  12月28日

{ By k.kashii , In , 8:04 }

年末年始を楽しく過したい。
新しい年を楽しく過したい。来年は不安と混乱の年となるであろうことは
間違いない。だから、楽しく、すっきりと、ゆったりと過したい。
そうした心構えをもって、一年を過したい。

「冬の蚊の地球儀一蹴ふてぶてし」
「初雪やほの字の里の下駄の音」
「マフラーを耳まで巻いて家路かな」

12月   12月14日

{ By k.kashii , In , 11:23 }

寒い冬がやってきた。そんな季節になっても楽しみを見つけたいもの。

「冬晴れや雲は啄木記念館」
「路地裏をぶらりぶらぶら柿を買う」
「銀杏散る紫色のダンスして」

冬至    11月30日

{ By k.kashii , In , 9:40 }

月日の過ぎるのは早いもの。
早、今年も明日から師走、冬至がやってくる。
このところの杜甫の詩へのわが傾注ぶりは以前にも
お話したところ。これまでの若い時分には敬遠しがちだった杜甫の詩の
味わい深さが、いま、こころに響く。
そして、杜甫といえば、わが芭蕉。芭蕉の句を拾い読みすれば、
これまた、さらに興が湧くというもの。

「ヒレ酒と芭蕉の一句あればいい」
「冬晴れの雲は啄木記念館」

杜甫   11月23日

{ By k.kashii , In , 8:51 }

このところ杜甫の詩集に凝っている。
鈴木虎雄氏の解釈で杜詩全集を手にし、夜毎に拾い読みをしている。
時には、中国にて買い求めた発音記号の付いている手引書で、
声に出して、韻を踏む楽しみを味わってもいる。
そして、丹後半島を旅した時も絶えず杜甫の詩を読んでは、
車から外の美しい山や海を眺めていた。

「白髪がとてもゆたかに柿たわわ」
「ぼろぼろや後悔ばかり秋のくれ」

年をとって  11月2日

{ By k.kashii , In , 7:25 }

私もすこし前に還暦を迎えた。
そして、今年、美智子皇太后が喜寿を迎えた、という知らせ。
まことに、光陰は矢の如し、月日がたつのは早いもの。

「すっきりと喜寿ゆったりとすすきかな」
「白髪やわが杜甫と秋の夕焼け」

「我も死して碑に辺せん枯尾花  蕪村」

鳥居     10月19日

{ By k.kashii , In , 11:49 }

10月の秋祭りとしてのわが熊取町のだんじり祭り、10台以上もの
だんじりが大森神社に勢ぞろいして、神事を行う。
それはそれは勇壮な風景である。そろいの法被を着た大勢の若者達の
熱気と、見物人たちの騒々しさは、格別。太鼓や鉦を打つ音、
笛の音色が、そうした気分をいや増す。
その神社の入口に立つ石造りの鳥居。その鳥居の梁は、
弓張りのようにカーブしている。

「骨盤や 反りさわやかに大鳥居」
「だんじりや 鳥居しなって空を飛ぶ」